論文とは
そもそも論文とは何でしょう。
似た言葉に「作文」というものもあります。
最初に辞書で調べてみましょう。



「論文」
論議する文。筋道を立てて述べた文。
学術的な研究の結果などを述べた文章。



「作文」
文章を書くこと。また、その文章。
小・中学校などで、国語教育の一環として、児童・生徒が文章を書くこと。また、その文章。綴り方。
形式的には整っていても、内容のとぼしい文章。



(Yahoo!辞書より引用)


あまりはっきりしませんねぇ(笑)
僕の定義では次です。


「論文」
ある出来事、ものごとにおいて、それを客観的に見て、それに対する意見を述べたもの
問題例:8月15日に小泉首相が靖国神社を参拝したが、それに対する貴方の意見と考えを賛否両論を踏まえて書きなさい。



「作文」
ある出来事、ものごとにおいて、感想や思ったことを主観的にまとめたもの
問題例:この本を読んで、あなたが思ったことを書きなさい。



学校なんかで書かされるときの例を交えました。


作文は五感を大いに発揮して書く文章です。
情景を描いたり、そこでの書き手の思い、感じたことを書いていくのが作文です。
小学校の遠足の感想なんかは典型的な作文ですね。


論文は情景なんて書こうとしても書けません。なぜなら情景など求められていないから。
五感も使えません。実際に体感していないから。
作文は行事の感想なんかで書くから、情景を五感をうまく利用して描くのです。
論文は、実際と体験では絶対に問われません。
ニュースで報道されたことだとか、時事問題だからです。


つまり、違いは「主観的」か、「客観的」かです。
今書き手はどの位置に立っているのか、どの位置で問題を問われているのか。
その違いによって作文か、論文かが違ってくるのです。
簡単に言えば作文は主観的な文章、論文は客観的な文章なんです。


論文で大切なことは
事実を正確に踏まえながら、いかに自論を展開できるか、意見を主張できるか
という点です。
あくまで客観的に考えなければなりません。

まとめ

 論文は客観的に見た事実から、自論を展開する文章である。


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